Sivas Divriği Kaymakamlığı
Sivas Divriği Camii ve Darüşşifası
ディヴリーイ地区長
大モスクの公式ホームページ
United Nations Educati Divrigi

西の扉 (テキスタイルの扉 - バザールの扉 - 出口と影の扉)

テキストに耳を傾ける

この扉は、「バザールの扉」「出口」「影の扉」などたくさんの名を持っているが、最も親しまれているのは、「テキスタイルの扉」である。繊細な石細工で頂点に達した扉は、キリムや礼拝用絨毯を連想させ、高い確率でダンテルの作品が展示されたためにこの名が付いたと考えられる。扉の最も興味を注がれる部分は、扉の一番上にある外に出っ張っているキーストーンである。表面には鍛冶工を象徴するギュウムバシュのモチーフがついている。建築家長は、この作品のすべてにおいて、それぞれの石が組み合わさるキーストーン方式が用いられている。中央部にはチューリップとその葉がある。この作品にはチューリップのモチーフがさまざまな形で使われている。チューリップは、スーフィズムにおいてアッラーを象徴する。なぜなら、チューリップはたったひとつの球根から1輪の花が育つので、唯一性の表れとされるからである。また、アッラーのラフズにおいてチューリップはアブジャドにおいて同じ数値つまり66に一致する。扉には次の3行の書が書かれている。「シェヒンシャーの息子スレイマン・シャーの息子のアフメッド・シャーはアッラーの赦しが必要な無力な人間であり、公正な君主だ。このモスクの建設をヒジュラ暦626年(西暦1228年)に命じた。アッラーが財産を永遠に持たせてくれますように。」

扉内部の左右にある柱は、バランスの柱である。右側のバランスの柱の上にアッラーのラフズのオリジナルであるアラビア語のテキストが周りに書かれ、左側の柱にはアッラーのラフズの書のスタイルのうちイタリックで書かれている。この柱は、1939年のエルジンジャン地震の前までは上にある屋の方向に向いていた。西のテキスタイルの扉には、5月から9月にかけて、アッサル(昼すぎから日没までのお祈りの時間)の45分前になるとシルエットの影ができる。このシルエットは、最初はコーランを読む人に見える。そして、お祈りの時間が近づくと手を組んでお祈りの体勢に入る人の影となる。このシルエットが単なる偶然ではないこと、幅広い天文学の知識と精密な計算によって可能なこと、今日もなおこの影の遊びの秘密が完全には解明されていないことが専門家によって明らかにされている。

扉の外側の右にはふたつの頭を持つ鷲が、左にはふたつの頭を持つ鷲と頭を前にかがめた鷹のモチーフがある。ふたつの頭を持つ鷲はルーム・セルジューク朝のシンボルとなるエンブレムである。強さ、気高さ、自由を象徴している。頭を前にかがめて鷹はメンギュジェク朝のエンブレムである。メンギュジェク朝がセルジューク朝に属していることと敬意の念を表すために、鷹の頭を前にかがめた形で石に彫り込まれている。また、鷹の足は空中にある。これは、メンギュジェク朝が過ちや不正に対して立ち向かうことの表れである。

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